top of page
抽象経路

光治療
アフターケアマニュアル

 
光治療は治療前、治療後のケアが大切です。
医師の指導に従って、正しいケアで、より良い効果を実感してください。

光治療におけるスキンケアの重要性

 

さまざまな肌のトラブルを同時に、しかもダウンタイムなしに、改善できる方法として、光治療が多くの病院・クリニックで実施されています。光治療は、肌にほとんどダメージを与えることなく、皮膚の若返り効果(美白・くすみ・しみ・しわ・たるみ等の改善)を得られる人気の治療法です。しかし、肌の色や状態(日焼けの直後など)によっては、まれに軽度のやけどや治療後の炎症後色素沈着を引き起こす場合があります。より安全で、治療効果を確実にするためには、治療前後の適切なスキンケアを行なうことが重要です。

やけど、炎症後色素沈着を防ぐには

 

しみ・そばかすの光治療後に最も発生しやすい副作用は、炎症後色素沈着といわれています。

また、肌の状態によっては、まれに軽度のやけどになることもあります。

■ やけど

光エネルギーは、黒色(メラニン色素)に吸収される特性があります。

そのためメラニン色素が多く存在している日焼け直後や黒色の人の肌には、光エネルギーが強く反応しすぎてしまい、軽度のやけどのなることがあります。

 

■ 炎症後色素沈着

刺激によって、メラニンが過剰に増えて、“しみ”のように見える状態のことで、やけどなどの強い炎症が続くことで起こるといわれています。炎症後色素沈着を未然に防ぐためには、次の3つのポイントが非常に重要になります。

 

1.紫外線をカットする

治療後はもちろん、治療前から日焼け止めを使用してください。帽子や日傘も有効です。

 

2.美白剤を使用する

メラニンの過剰生成を防ぎます。

 

3.炎症を抑え、過剰な刺激を与えない

単に処方された薬の外用や内服をを行うだけでなく、治療部位にこするなどの刺激を与えない、かさぶたを無理やり剥がさないことが大切です。

 

上記の副作用を未然に防ぐには、治療前から日焼け止めや美白剤(ハイドロキノン配合クリーム)を使用し、日常的にメラニンの活性をできる限り抑えておくことが重要です。

光治療を受けられる前に注意すること

 

■ 日焼けをしないようにしてください。

*日焼けをした肌には、メラニン色素が多く存在するため、過剰な反応が生じ、やけどにになる可能性があります。

*メラニン色素の生成をできる限り抑えるため、美白剤(ハイドロキノン配合クリーム)を使用することのもお勧めです。

*治療前から美白剤を使用すると、病変部(しみ)と正常部位の色のコントラストがはっきりし、しみに対する効果も高くなります。

 

■ 照射当日光を照射します

 照射する前に、日焼け止めやメイクをしっかり洗い流します。

*洗い残しがあると、治療効果が落ちたり、副作用が生じやすくなることがあります。治療直後は、一時的に赤みが生じたり、ほてりを感じる場合があります。

 

 □通常、数時間で赤みやほてりはおさまりますが、長く続く場合は、保冷剤などで冷却してください。

 

 □治療直後は、刺激のある成分を含んだ化粧品(AHAや高濃度ビタミンC配合など)のご使用は、お控えください。

*使用を希望する場合は、使用開始時期を医師にご相談ください。

 

 □乳液やクリームなどでしっかりと保湿してください。

*治療部位は特に乾燥しやすくなっています。

 

 □かゆみがある場合でも、掻いたりこすったりしないでください。

*治療部位が刺激され、過度の炎症が生じると色素沈着を引き起こす可能性が高くなります。

 

 □メイクは治療直後から可能です。

 

■ 翌日~次回の光治療 アフターケア

 治療から約1週間でしみが浮いたように徐々に濃くなり、それが洗顔などで自然に剥がれていきます。しみの種類・肌質によっては、部分的にマイクロクラスト(薄いかさぶたのようなもの)ができる場合があります。

 □紫外線によるダメージを防ぐため、日焼け止めを使用してください。

*治療後の炎症による色素沈着を防ぎます。

*安全、かつ効果的に光治療を行うために、次回治療まで日焼けをしないようにしてください。

 

 □美白剤(ハイドロキノン配合クリームなど)の使用を開始してください。

*肌に刺激を感じたり、赤みが生じた場合は、使用を中止し、医師に相談ください。

 

 □乳液やクリームなどでしっかりと保湿してください。

*治療部位は、特に乾燥しやすくなっています。

 

 □かゆみがある場合でも、掻いたりこすったりしないでください。

*治療部位が刺激され、過度の炎症が生じると、色素沈着を引き起こす可能性が高くなります。

 

 □マイクロクラストができた場合、無理に剥がさないでください。

*治療部位が刺激され、過度の炎症が生じると、色素沈着を引き起こす可能性が高くなります。

*修復された皮膚が一緒に剥がれてしまい、傷跡が残ってしまうことがあります。

*マイクロクラストが自然に剥がれた後にも美白剤(ハイドロキノン配合クリームなど)を使用してください。

bottom of page