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水イボ

\ 院長からひと言 /

 

水イボはウィルス感染症です。特効薬はなく最終的には自己の免疫により駆逐されることを期待しながら治療を行います。自然治癒も期待できますが、感染症であるため「自家感染」したり「周囲の方々に感染」させるてしまう可能性もあります。

水イボは比較的感染しやすいため、拡大阻止目的で摘除する場合もあります。

​水イボに悩まれている方は一度受診をお勧めします。

イボ・水イボとは?

皮膚科専門用語では、水イボは「伝染性軟属腫」と呼ばれ、比較的ありふれた良性腫瘍です。

水イボはポックスウィルス科に属する伝染性軟属腫ウィルスによる感染症で、主には幼・小児に光沢のあるブツブツとして認められます。​

水イボの症状と治療

 

主には幼児・小児に感染し、体幹、四肢に多発する径2~5mmのドーム状に隆起する皮膚色や淡紅色・淡褐色の光沢のあるブツブツで、稀に大人にも感染します。通常自覚症状はないですが、軽い痒みや周囲の湿疹反応を伴うこともあります。

 

治療は、最近は数カ月げから1~2年で脱落・自然治癒することも多いことから、小児科などでは無治療で自然治癒を待つ方針をとる医療機関が増えておりますが、夏のプール時など感染拡大阻止やエチケット目的で治療のためにに皮膚科に来院される方が多い印象です。

□物理的除去:

​ピンセット(トラコーマ鑷子)を用いて内容物の軟属腫小体を物理的に圧出除去します。痛みの低減対策として麻酔薬アレルギーなどなければ麻酔テープ(ペンレステープ)を貼付して1時間ほど効かせてから施術します(無痛ではないし、恐怖心で結局泣いてしまうことも多いです。)数が多すぎる場合は複数回に分割して摘除実施します麻酔テープ使用の場合、待機時間が診療終了時刻を超えそうな場合は後日実施となりますため了承ください。

​生活で気を付けることは?

 

□患部を、不必要に触ったりこすったりはしないようにしてください。ウィルスを環境中に散布したり自家感染したりします。痒みを伴ってどうしても掻いてしまう場合や、細菌感染して腫れ・痛みなどを伴う場合は治療も必要な場合がありますので受診してください。

□直接・間接の接触を極力意識し、プール時などは管理者の方針に従い必要があれば受診して治療を受けてください。

□本疾患で登校・登園の制限は必要ありません。

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