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「塗る」美肌プログラム

 

「痛みやダウンタイム負担の多い機械での治療はちょっと…」​という方のために

シミ・小ジワなどの肌トラブルのための「塗る」美肌プログラムを準備しました。

 

まずは「トレチノイン」と「ハイドロキノン」による治療プログラム、

その後「レチノール」と「安定型コウジ酸誘導体」を用いたアフタープログラムに移行します。

​※肝斑の方は最初から安定型コウジ酸誘導体でのアフタープログラムを推奨します。

トレチノイン(TA)

トレチノインとは?

 

トレチノイン(別名称:オールトランスレチノイン酸)とは、ビタミンA(レチノール)の誘導体で、生理活性はビタミンAの約50~100倍であり、我々の体に必要な成分です。トレチノインは細胞の形態制御や分化増殖作用を示すことから、シミをはじめ種々の色素沈着、ニキビ、小ジワ、ピーリングの前療法やケロイドなどに適応があり、多くの臨床報告がされています。

アメリカではFDA承認の元、30年以上に渡りニキビやシワの治療に使われ安全性が確立されています。

トレチノイン(レチノイン酸)は、私たちの血液中にあるものですから、抗原抗体反応を起こしたり、アレルギー反応を起こしたりすることはありません。

 

トレチノインの作用

トレチノイン(レチノイン酸)の皮膚に対する作用には以下のようなものがあります。

・角層を剥がします(ピーリング作用)。

・表皮細胞の分裂・増殖を促し、皮膚の再生を促進するため、メラニン排出効果でシミの改善に有効です。

・皮脂腺の働きを抑え、皮脂の分泌を抑えるため、毛穴径の縮小・ニキビ症状も改善します。

・真皮層でコラーゲン産生を促すため、皮膚に張りを持たせ、小じわ・ちりめんジワの改善を期待できます。

​・表皮層内でのヒアルロン酸など保湿性の高い成分の産生を促すため、みずみずしい皮膚へ導きます。

 

​トレチノインの注意点

 

・初めての方がトレチノイン塗布を始める場合は必ず1週間後まで診察を行い、患部の状態に応じて、適切な

指導を受けてください。

・炎症(発赤)やかゆみが生じることがありますが、多くは使用後3~7日前後で発症し、その後は収まってきます。赤みが強く出すぎる場合などは、1日毎もしくは 2~3日に1回の使用に変更し様子を見てください。それでも収まらない場合は受診してください。

・また、トレチノインは副作用と薬剤耐性に留意します(皮膚炎を可及的に抑え、耐性を避けて効能を引き出す)。耐性が出ても、1~2ヶ月程度のブランクを置くことで、一定の有効性の回復が期待できます。

・日中使用すると紫外線により刺激を感じることがあります。日中の使用は避け、夜間に使用してください。

・トレチノインの連続使用期間は最長でも8週間程度としましょう。

​・妊娠中の方、妊娠の予定がある方は使用できませんので注意してください。​

当院で使用するトレチノイン

 

当院が採用するトレチノインは株式会社ナノエッグ製の「ナノカプセル化トレチノイン」配合した自家製0.1%クリームです。

トレチノインナノエッグは、ナノカプセル化で徐放性をもっていますので耐性ができにくく、休薬期間は必要ないと臨床研究時に評価されており、休薬期間を設けない処方となります。効果が減弱した際は、いったん塗布を中止、2か月程休薬をし、再度使用してみることを推奨しております。

その他にも通常のトレチノインと比較して…

・優れたシミの排出効果

・シワの改善

・副作用である炎症の軽減

​・常温・長期保存(1年)可能で管理が容易

​などの優位性を持ち合わせた優れた製品です。

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トレチノイン0.1%

ハイドロキノン(HQ)

ハイドロキノンとは?

 

ハイドロキノン(hydroquinone:1,4-dihydroxybenzene)とは、2価フェノールの1種で、欧米では以前から肝斑治療の標準薬として使用され、本邦でも厚生労働省に2002年に認可され市販の化粧品には2%までの配合が推奨され、それ以上の濃度の場合は医療機関での処方が必要となります。ハイドロキノンは酸化しやすいため、安定性が悪く刺激が出やすいとされてきましたが、最近は製剤技術の向上により安定した状態で配合されている製品が増えています。適切に使用すれば安全で有効な成分ですが、副作用が生じることに十分注意して使用する必要があります。

ハイドロキノンの作用

 

ハイドロキノンの皮膚への作用

​メラニンの合成経路においてチロシンからドーパ、さらにドーパキノンを産生するチロシナーゼに対して競合阻害することによりメラニン色素の産生を抑制します。また、メラノサイトに対する細胞毒性・メラノソームの分解作用・ケラチノサイト由来のエンドセリン1産生阻害作用があります。

 

ハイドロキノン使用の注意点

 

副作用として、一時刺激や接触皮膚炎、白皮症、尋常性白斑、褐色の色素沈着(組織褐変症)、四肢末端や爪甲における色素沈着・白内障などがあるとされます。異常を感じたらすぐに中止し医師に相談してください。

上記の副作用がおきるリスクを理解したうえで、原則1日1回夜に使用します(全顔治療プログラムでは朝・夜2回)。日中は必ずサンスクリーン剤を併用してください。

2カ月間使用しても効果がなければ中止を検討し、漫然と使用しないようにしましょう。

ハイドロキノンは5カ月程度使用した後は、2~3ヶ月以上の休止期間を作ってください。

妊婦や妊娠予定の方は原則使用しないでください。児への影響のリスクを増加するとは言えませんが、最小限の使用にとどめるのがよいとされております。

 

当院で使用するハイドロキノン

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​全顔プログラムに使用する主なハイドロキノンは、GAUDISKINの「HQクリア」です。

 

 

敏感肌や入門者用の低濃度製剤 株式会社ナノエッグの「NANO MED HQ」

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スポット使用の高濃度製剤 JMEC社の「ナノHQクリームEX」

全顔プログラム

GAUDISKINを活用した7週間治療プログラム

準備するもの

スムースクレンズ洗顔料

インナーモイストTAローション

HQクリア

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トレチノイン0.1%

※洗顔料は使い慣れたものでも結構です。

使用方法

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​朝

 
・スムースクレンズで洗顔後、TAローションで保湿してください。

・HQクリアを2プッシュ顔全体に塗ってください。

・日焼け止めは必ず塗ってください。

 

​夜

 
・スムースクレンズで洗顔後TAローションで保湿してください。

・HQクリアを2プッシュ顔全体に塗ってください。

​・その後再度HQクリア2プッシュを出し、トレチノインを混ぜて、目回り口回りを避けて塗ってください(※トレチノインの量はHQクリアボトルの裏に□マークあり、その□3個分が目安です)。

 

 

・1週目で個人に合わせた最適なトレチノイン使用基準を決めますので受診をお願いします。

・3週目でトレチノイン2/3~1/2に減量してください。

・7週目でプログラム終了します。

・上記プログラム終了後も、1ヶ月半~2ヶ月の移行期間は、□1~2個程度を週2回使用し、残ったトレチノインを使いきってください。

・ 炎症(発赤)やかゆみが生じることがありますが、多くは使用後3~7日前後で発症し、その後は収まってきます。赤みが強く出すぎる場合などは、1日毎もしくは 2~3日に1回の使用に変更し様子を見てください。それでも収まらない場合は受診してください。

・ 長期に使用すると、効果が薄れてくる場合があります。複数クール行う場合は1~2ヶ月休薬してからの再開をおすすめします。

アフタープログラム

 

治療プログラムの終了後は、レチノール中心のアフタープログラムへ。

 

レチノールは、ビタミンAの一種で、主には純粋なビタミンAの(ピュア)レチノールや、その誘導体である酢酸レチノールやパルミチン酸レチノールなどが「アンチエイジング」目的で使用されています。

レチノールには、角質の代謝ターンオーバーの促進、コラーゲン・ヒアルロン酸などの美容成分の生成作用ががあります。​ピリピリした刺激を感じる・乾燥する・赤みや痒みを感じるなどはあるものの、副作用も少ないためデイリーケアなどの長期使用に適しています。

当院で使用するレチノール

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or

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or

​攻めの「ピュアレチノール」と護りの「パルミチン酸レチノール」2種配合 GAUDISKINの「DUAL RETINO」シリーズ

 

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GAUDISKINのエクストラライト同等のレチノールに安定型コウジ酸誘導体がプラスされた「RT+コジブライト」

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敏感肌や入門者用の低濃度製剤 株式会社ナノエッグの「NANO MED VA」


【重要】
 

治療には限界もあり、すべてのシミが完全になくなってしまうというわけではありません。また、一定のダウンタイムや、あとジミ(炎症後色素沈着)や白抜け(周囲と比し施術部が白くなる)などのリスクもありますことは了承のうえ施術に臨まれてください。
 

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